本田技研工業株式会社(以下、Honda)が事業創出を支援するIGNITIONプログラムにおいて、同社外から一般公募が行われ、株式会社SolaNika(本社:東京都渋谷区、代表取締役:菊池舞)の提案が支援対象に採択されました。

Honda IGNITION 一次審査会 (写真提供:Honda)
(左)株式会社本田技術研究所 常務執行役員 先進技術研究所 小川 厚 氏(右)株式会社SolaNika 代表取締役 菊池舞
提案テーマ:レーザー光によるドローン飛行中無線給電システム
今後、Hondaのタスクフォースチームによる事業開発、デザイン、エンジニアリング面を中心とした支援を受け、最大500万円の活動資金を活用しながら、レーザーを用いたドローンへのワイヤレス給電システムの実用化に取り組んでまいります。
開発中のレーザー給電システムについて
当社が開発中のレーザー給電システムは、ドローンに対して飛行中に遠隔から電力を供給する技術です。これにより従来の「バッテリー切れによる飛行時間の制約」という課題を解決し、半永久的に稼働可能なドローンの実現を目指しています。将来的には、インフラ点検や災害監視、警備といった分野において、途切れのない監視ソリューションを提供できる新しい社会インフラの構築に貢献してまいります。
株式会社SolaNikaについて
株式会社SolaNikaは、東京科学大学の研究成果を基盤として2025年に設立されたスタートアップです。
光無線給電技術を核に、まずはドローンを中心とした地上応用から社会課題の解決に挑戦しています。そして、将来的には宇宙空間におけるエネルギー送電技術の基盤を確立し、月面探査や宇宙インフラ構築を支える次世代のエネルギーインフラの実現を目指しています。